ガンと家族と医者と私

末期がん(肺がん)になった父のがん治療やガンの症状の推移、また家族との軌跡を綴っています。 また病院での生活、家族の心の変化や闘病中に使用したグッズの紹介などをしています。

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がんの告知について

知人のお母さんが乳がんの転移により
入院をしてから既に3ヶ月が経過しようとしています。

余命の宣告では長くても3ヶ月ぐらいだろうと
家族には伝えられていたようですが、
その余命宣告の時期をもう過ぎようとしています。

乳がんが発覚し、手術を行い
いつの間にか知らぬ間に転移をしていて
気がついたときには既に末期の状態で発見され
腹水がたまってご飯をまともに食べられない状況でした。

その後病院に入院し、抗がん剤も出来ないと判断されたので
緩和病棟へと移り現在に至っています。


がんになっている本人には余命は伝えていません。
家族の希望で本人には伝えない方針をとりました。


本人は、いずれはがんが治って自宅に帰れると思いがんばっています。
食事も少しではあるけれども
なるべく口から摂取できるように努力しているそうです。


余命を医師から告げられている家族にとっては
真実を伝えられないもどかしさや辛さが有るのですが、
本人は強く「治る」と信じており、それを一ミリも疑っていません。

緩和病棟に移ったときから、何故だか体調が優れる日が増えたのか
食事も口に含む回数が増えてきました。
体力も増えはしないものの、減りもしないという状況で
平行線をたどっています。

放射線治療や抗がん剤治療をするにあたり
近頃はがんになれば告知することは当たり前になっているし
実際に私の父の場合は、本人に病状の説明をその場でしたぐらいです。
(余命という言葉は、その医師は使っていませんでしたので
本人がその説明を受けて、希望を失うという事ではありませんでした。)

人がそれぞれ持っている「死生観」というものは違っているので、
そこを突き詰めて考えると、必ずしも告知する事が良いとも限りませんし、
また告知しないほうが良いとも限りません。
ただ、多くの人は自分の寿命を人から定められてしまった瞬間
「どう生きるか?」
などと冷静には考えられないものだと思います。

先日、母に
「もしもお母さんががんになって、お父さんと同じように末期の状態で見つかったときは、告知をしてもらいたい?」
っと聞いてみたところ
「聞きたくないし、教えて欲しくない。ただただ静かにしていて欲しい。」
と言われました。
その言葉を聞いて、もしもの事が有った時は
私は母には告知はしないで置こうという結論に達しました。


がん患者本人ではなく、家族だけががんの告知を受けてしまった場合
まず最初に思いつくのは「いつ本人に言うべきか」「どのように言うべきか」
「または黙っているべきか」
の選択だと思います。

このなんとも言葉では言いがたい選択には、どれも正解は無く
本人への告知については家族の意見も分かれるし
自分自身でも勿論判断に迷います。

なので、聞いたからと言ってそれが正解というわけではないですが、
健康な内に、家族の死生観について、何気ない会話の中ででも
話して聞いてみることは必要だと思います。
自分がもしも家族として患者と向き合わなければならなくなった時に
少しはその答えを教えてくれる
道しるべにはなるかもしれません。





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[ 2010/09/17 16:58 ] 管理人ハッピーecoの日記 | TB(0) | CM(-)

不正出血は見逃さないように。

この所、周りの人の年齢も若干高くなってきているからなのか
身近な人が「がん」になったという連絡が多くなってきました。

2ヶ月ほど前にも知人のお母様が乳がん原発で
肝臓や骨に転移し、入院したという報告を受けたばかりなのに、
昨日も親戚のおばさんから子宮がんになった旨連絡が入りました。

もともとおばさんは腸にポリープが数年前に出来て
それを切除したという経緯があります。
なので、こちらの件については定期的に病院へ脚を運んでいました。

今回は、生理のように不正出血があったということ。
本人は
「この歳で生理が来たみたいなのよ~(笑)」
っとはしゃいで私の母へ電話をかけて来たのですが、
もう年齢も60歳近いのでそんなことは有り得ないよな~と思い
「早く病院に行く事を勧めたほうが良いよ。」
と、母に告げていました。

暫くの間、娘の結婚式やらダンナサンの仕事の事などで忙しくしていて
状態を放置していたらしいのですが、
いつも行っている病院では理由がわからないということで
別の病院で見てもらうことになました。
そこで発覚したのが「子宮がん」ということで
若干進行しているという事。
精密検査は今後行い、ステージが確定するのはもう少し後と思われます。


やはり、目に見えてどこからか出血しているということは
自分の体に大きな変化がもたらされているという証なので
「痛さを感じない」「すぐに納まった」
という事でも、一度病院に行って検査をしてもらうと良いと思います。

また、お年寄りなどは情報が入りにくい環境にあるので
もしも身近な人で「最近からだの調子がどうもね~」
なんていう話を聞いたら、
それを判断できる大人がよく話しを聞いてあげて
病院に行く事を勧めたり、一緒に付き添ってあげるなど
早めの対処が必要だなと感じました。


[ 2010/08/19 14:14 ] 管理人ハッピーecoの日記 | TB(0) | CM(-)

早期発見は運なのか?

先日、友人のお母様がガンの為に入院をしました。
現在はお腹に水が溜まっている為、思うように食事が取れないとの事。

私も父の肺がんでの闘病生活を経験している為
その状況を聞けばご家族が今どんな思いでどんな状況なのかが大体想像できます。

診断としては末期ということで、乳がんが転移し、
今は骨や肝臓などにも散らばっているという事でした。

その事の経緯を友人に聞いてみると、
悲しい事実がそこにはありました。


昨年、実は乳がんの早期発見で手術をし、一旦病巣は摘出されたようでした。
その後、定期的な術後経過も通院で見てもらっていたそうです。

半年後、なんとなく毎日体調が優れなかったようですが
主治医はその時々の症状に対しての対処療法を行い
根本的な理由を突き止めるというまではしなかったようです。

若い人ならば自分で違う病院を受診し直そうか?とも判断できますが
60歳も過ぎてくれば、「先生が言ってるから大丈夫。」
って、きっと思うんじゃないでしょうか。
度重なる不調を口にしても、
「そんなに耐えられないって程の症状でもないんでしょ?」
などのやり取りが、暫く続いたようです。

次第に、腹水が溜まり始めました。
この頃にはすっかり体調も悪化。でも「痛い」という感覚は無かったよう。
いよいよしっかりと症状が現れてきたので
先生も本格的にPETやCT、血液検査などを行い、
それでも「原因が分からない」としていたようです。

薬を処方されるも、その薬があわずもどしてしまい
先生に訴えるも受け入れられず。
ある日先生は「娘さんが居るならば一度病院へよこしてください。」
と、説明も無しに唐突に言われる。
「でも、娘は遠くに住んでいて、忙しいんです。」
などとやり取りを数ヶ月繰り返し
ようやく事の一部始終を娘に電話で伝える。

母「なんか、先生が娘呼べとか言うんだけど・・・」
娘「体調、思わしくないの?」
母「少し気分が優れないけれど、痛さとかは感じないのだけれど。」

このままではらちが明かないので、一度病院に行って見ると
「お母さんはガンです。転移しているようです。抗がん剤の治療が必要です」

そんな事は母から一言も聞かされていなかったのに!!
あまりの突然の先生の言葉。
乳がんの切除からの経緯を説明してもらうも、どうも納得がいかない。

「セカンドオピニオン受けたいんですが。」
と申し出ると「それは無駄だから、この病院にいた方がいい」
と、これまた驚くべき回答。

このままでは、どんな治療をされるか分からないと判断した娘は
別の病院に紹介状無しでアポを取り、母と一緒に受診。
「出来ればもう今日から入院した方がいい。でも、検査データが知りたいので
前の病院で貰ってきてください。」と即答。

以前にかかっていた病院に連絡し、検査データを貰いたいと告げると拒否。

拒否された事を新しい病院の先生に伝えると、その病院の先生が文章を書いてくださり
それを持って再度前の病院に行くと、しぶしぶデータをくれた。

後日、新しい病院の先生に「もっと早く分からないものなのでしょうか?」
と話すと「いや、多分もっと早い段階で分かっていたんじゃないかな・・・」
それ以上、多くは語らなかったものの、
こんなに酷い状態で見つかる前に、打つ手があったんじゃないかという事は否めません。

1年に1度しか病院に行かないような状態ではなく
しかも乳がんの手術をしていて、一番その予後を知っていたはずの病院に
何かとても裏切られたような、
やり場の無い怒りがこみ上げてくる・・・・

っと、友人は悔しそうに涙を流しながら話してくれました。

「早期発見は大切です」

それはみんな良く分かっている事だけど、
病院のレベル、先生のレベルによって
本当は進行を防ぐ事が出来たかもしれないものを
見過ごされてしまうという事実。

これを「運」という言葉だけで片付けてしまって良いのか?

何となく、病院側の怠慢が見え隠れするような出来事。

こういう事が繰り返される事によって
患者と病院側との間に、限りない悪循環が繰り広げられる。

どうしたら、もっと平均的な治療・検診を受けることが出来るようになるのか・・・
とても考えさせられる出来事でした。


[ 2010/07/06 21:38 ] 管理人ハッピーecoの日記 | TB(0) | CM(-)

闘病中に重宝したバンダナキャップ

抗がん剤はそのかかっているがんの種類により、
治療も異なるので副作用も様々ですが
強い抗がん剤の作用により、髪の毛が抜け落ちてしまって
不快な思いをされている方も多いと思います。


父は小細胞肺がんでシスプラチンという白金質の抗がん剤を使用していたので
抜け毛は避けられない副作用の一つとなっていました。

個人差もあるでしょうが、
抗がん剤を行ってから直ぐに抜け毛があるわけではなく、
少し落着いた頃に突然ごっそりと抜け落ちます。
男性である父ですら、その状況に戸惑っていたわけですから
女性であればなおさらの事だと思います。

病院内に販売店があるので、
容易にアクリルやナイロン製のキャップは手に入れられるはずですが、
春から夏にかけて徐々に気温が上昇してくるとともに、
ニット系のキャップでは、
暑さや違和感を感じて長く被っているのが不快に思えてくるようでした。


「なんかもっとさらっとした素材の帽子が良い」

ということで、色々と考えたり探したりしていたところ、
バンダナキャップを見つけました。
普通のバンダナでも良いんですが、
病人が一人でも被れるようにキャップ状になっている方が良いと思ったし、
寝ていて寝返りをうったりしても取れないという点で、
バンダナで縛っているより機能的だなと感じました。

そこで、数枚購入して早速持っていったところ、
かなり気に入っていただけた様子。
しかも、いろいろな色や種類のバンダナキャップは、
グレーとかクロとか単調になりがちな暗いイメージを払拭してくれて、
本人も家族も明るい気分になりました。

ちょっとした事ですが、
こうした日々の工夫で入院生活も気分が変わるのだなと
改めて感じた一幕でした。
色々な種類がありますので、かなりおすすめです。





[ 2010/03/31 09:28 ] 管理人ハッピーecoの日記 | TB(0) | CM(-)

早いもので一周忌を迎えました

早いものです、父が他界してからもう1年が過ぎてしまいました。

今、私は風邪を引いていますが、丁度去年の今時期も風邪を引いていたことを思い出します。


父が病気になる前は、「がん」について身近なようであっても
それ程意識することもなく過ごしていましたが、
やはり身近な人がこの病気にかかり、
そして一生を終えるまでの間ずっと見つめ続けていると
それまでの「がん」に対する意識とはまるで180度変わるな・・・というのが本音の所です。

今でも忘れられないのは、がんの告知を受けたまさにその日のことです。
主治医から「あなたはがんです。治療は抗がん剤だけで完治は出来ません。」
という言葉です。

がんの治療を受けるときには、本人の同意が必要で
その場合、自分の病気が何であるか。そしてそれがどのような状況なのか。
それを知らなくてはなりません。

欧米ではがんの告知は当たり前のようになっていますし
日本でも今では治療を推し進めるに当たって告知はされており
今ではQOLの一環という捉え方までされているように見受けられます。

ただやはり、告知というのは本人にとっての精神的な苦痛は避けがたく、
それをするドクターには最大のご配慮をしていただきたい。
そう切に願わずにはいられません。

友人の父はかれこれ7年以上前に胃がんでお亡くなりになりましたが、
「父は気持ちが弱いので、告知はもう少し待ってください。」
という家族の意思を無視し、医者が告知をしてしまいました。
治療上、告知は必要不可欠な事だったのかもしれませんが、
告知されてからすっかりお父さんはネガティブになってしまい
食事も殆ど食べる事ができなくなってしまいましたし、
娘は取り付かれたように高額な民間療法に手を出し
数ヶ月は医師への怒りや病院への不満でどうにも収まりが付かず
大変だった時期がありました。

がんになっていることは紛れもない事実で
そこから逃れることは出来ませんが、
家族として過ごせる貴重な時間を
病院や医師への怒りに費やさなければならなかったことは
とても勿体無いですし、悲しい事だと思います。

医療現場のスタッフの方々も大変だろうというのは
父が入院しているときにお世話になった医師や看護師の方の様子をみていて
よく分かりますが、
「自分の家族なら同じ事が出来ますか?」
という事を、やっぱり忘れてもらっては困るなと。

とりとめもない話になりましたが、
そんなこんなを今も抱きつつ
このブログも細々と続けていければ良いなと思っています。

[ 2010/03/10 15:44 ] 管理人ハッピーecoの日記 | TB(0) | CM(-)
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