ホスピスと緩和ケアについては、各医療機関のホームページでも様々な使い方がされており、
はっきりとした区別がついていないのですが、
緩和ケアは
疼痛のコントロールを行うという狭い意味で使われている事が多く、
ホスピスは
終末期医療を行う施設としてとらえられる場合が多いようです。
最初は
緩和ケアのチームがある病院=ホスピスだと勘違いしていたのですが、
緩和ケアは今ではガンの患者だけではなく、あらゆる疾患の患者に対して
疼痛を緩和するような処置を行えるという事のようです。
日本においての緩和ケアや疼痛コントロールへの取り組みについて、最近では積極的に行われている病院も多く見受けられるようになっていますが、
一般の患者や家族は、まだまだ勘違いして認識していることが多いと思います。
(医師でも緩和ケアの知識をあまり持っていない方も悲しい事にまだ多いのが現状です。)
その勘違いや誤った認識を少しでもなくして、疼痛に対する心配や恐怖心を取り除く為にも、
正しい知識を有益な情報のあるサイトやシンポジュームなどに参加して、得て行く事が必要なのではないかと感じます。
■ホスピスや緩和ケアに関する情報が得られるサイト
- がんの痛みネット
ホスピスや緩和ケアを考え前に、がんの痛みについて分かりやすく書いてあります。
また、痛み止めの薬についての知識なども参考になります。
- 日本ホスピス緩和ケア協会
この協会に参加しているホスピス緩和ケアのある病院などを検索することができます。
- 国立がんセンター がん対策情報センター がん情報サービス
「病院を探す」項目より、がん拠点病院や緩和ケア病棟のある病院、相談支援センターの検索ができます。その他、ガンに関する情報は豊富です。
- 在宅ケアデータベース
在宅治療を受けられる病院や診療所のデータベース。
自宅でどんな治療をうけられるのか、どんな対応をしてくれるのか、過去にどのぐらいの患者を見ているのかなどを見る事ができます。
ただし、データがいささか古いので、最新情報は直接病院に訪ねてみたほうが良いと思います。
- (財)日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団
あまり一般的な人向けのサイトではなさそうですが、「がん緩和ケアに関するマニュアル」からは緩和ケアについての概要や指針などが述べられており、緩和ケアを掲げている病院のガイドラインはどんなものかを知る事は出きると思います。
- 日本医師会ホームページ:がんに関するページ
ページ内では、下記の小冊子をダウンロードする事ができます。
医療従事者向けとなっている小冊子でも、内容は一般の方でもわかる部分も多くあります。
がん緩和ケアガイドでは疼痛コントロールに使われる薬や、WHOの指針を基準とした投薬の方法なども触れられており、知識として役に立つと思います。
【ダウンロードできる冊子のタイトル】
◆こんなとき、どうする?「がん」といわれたら(一般向け)
◆がん性疼痛治療のエッセンス 2008年版(医療従事者向け)
◆がん緩和ケアガイドブック 2008年版(医療従事者向け)
※ダウンロードできるページリンクはこちら
■ホスピスや緩和ケアに関する情報が得られるサイトの追記
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